50代には50代向けの化粧水を上手に選んで、肌をいたわろう

30代はお肌の曲がり角言われますが、実は50代も再び曲がり角を迎えるのです。
30代は本格的な老化が始まるのに対し、50代では老化が加速するのに加え、更年期障害によりホルモンバランスが崩れ、それがお肌にも悪影響を及ぼしてしまうのです。


お肌の悩みが本格化する50代では、どのように化粧水を選んでいけばいいのでしょうか。
まず最優先すべきは保湿効果です。肌に含まれる保湿成分は20代後半から減少を始め、50代ではその減少のスピードが増してしまいます。そのため、それまで乾燥状態でなかった人でも乾燥肌に悩まされることが増えていくのです。

保湿成分と言えばセラミドが有名ですが、このセラミドは油分に溶けやすい性質を持っているので、水分がメインの化粧水では効率よく補うことができません。油分の多い乳液やクリームで補う方が向いているのです。
そのため化粧水では他の保湿成分・コラーゲンやヒアルロン酸を補えるものを選びましょう。この2つは元々分子量が大きい成分のため、そのまま配合されていても、肌の奥まで浸透しません。低分子化やナノ化といった、浸透性を高める工夫がされているかという点に注目する必要があります。


またコラーゲンそのものを補うのではなく、これらの生成を促す成分を補うことも大切です。生成を助ける成分としては、ビタミンCやレチノール・フラーレンなどが有名で、実はコラーゲンそのものを補うよりも効率的と言われています。


そして、化粧水選びで気を付けたいことと言えば、添加物の有無です。肌が乾燥するとバリア機能も低下してしまいます。そのため今まで何ともなかった成分でも、肌に刺激を与えてしまう可能性も高いのです。

特に合成界面活性剤は、化粧水製造の過程で水分と油分を混ぜ合わせるために使われますが、肌の負担となることも多いのです。
また製品の見栄えや香りづけのために使われる合成香料や合成着色料にも注意が必要です。


50代になると、それまで使っていた化粧水が合わなくなるということが多々あります。その場合には、保湿成分に優れ、かつ肌に優しい化粧水に切り替えていく必要があります。
もちろんそれまでの化粧水でも問題なく使えているという人でも、自分が気づかないうちに肌環境が変化していることもあるので、今一度スキンケア環境を見直してみましょう。

50代化粧水