認知症の予防にサプリが効果的?

先日の成人式の日に発表された、今年成人を迎えた人数は2014年と並び過去最低だったようです。若者人口減が話題になると同時に取り上げられる問題が高齢者人口の増加。最近では老老介護と言った問題も目立ってきています。
そんな介護の中でも特に大変といわれるのが認知症。今まで出来ていたこと・わかっていたことが分からなくなるので、生活面でも様々な支障をきたしてしまいます。


最近までこの認知症、特にアルツハイマー型は原因不明とされてきましたが、近年の研究により、特定のたんぱく質が脳内に蓄積することが発症の原因であると判明してきました。
そこで最近ではサプリにより認知症を予防するということが期待されるようになりました。

アルツハイマー認知症の予防に効果があると言われるのが、プラズマローゲンと言われる成分です。これは元々脳のみならず体内の様々な部分に存在する成分なので安心して摂取できることができます。
気になる働きと言えば、脳の神経細胞に働きかける事。このサプリを摂取することによって脳神経を活発にし、認知症の予防に役立てようというわけです。またアルツハイマー型の認知症の方は体内のプラズマローゲンが減少していることもわかってきました。それをサプリで補い減少を止めることが、認知症の進行を防ぐ効果もあるとのことです。


プラズマローゲン以外にも、EPADHAは記憶力や集中力を向上する働きで、アスタキサンチンの持つ抗酸化作用が脳神経の老化を防ぐ働きで、ポリフェノールの1種・フェルラ酸は脳の働きを活発にする働きで、それぞれ認知症に効果があることが分かってきています。


認知症と言っても、アルツハイマー型を始め血管性やレビー小体型など様々な種類があります。それぞれ原因が異なるので、今挙げた成分がどの種類にも必ずしも効果があるわけではありませんが、それぞれの原因や傾向を把握した上で、少しでも進行を食い止めたり、発症の予防にサプリを役立てていくことも大事だと思います。

参照:認知症サプリメント